記憶に残ったGK
今大会はGKの好プレーが目立った。ドイツ優勝に貢献したノイアーの圧倒的な存在感。PKエリアを飛び出しDFとしても機能を発揮させたり、ボールキャッチ後すぐにフィードする攻撃の組み立ての起点となっていた。 とかく、ゴールやアシストをした選手がもてはやされる中にあって、今大会ほどGKが脚光を浴びた大会はかつてなかったのではないどろうか。 GKの能力ということに関しても日本は外国とは大きく劣っていることも明らかになった大会であった。反応の速さ、判断力の的確さ、勇気などあらゆる面で劣っていた。 今大会ノイアー以外で「記憶」に残るGKを、ゲームを見た限りにおいて挙げて見た。 ハワード(アメリカ) ベスト8をかけたベルギー戦で雨あられのベルギーのシュートをことごとく弾いでいた。 サッカー不毛地帯のアメリカでも街中のパブリックビューイングでの盛り上がり、大リーグ球場でも大型ディスプレイに映し出された映像を大リーガーたちが食い入るように見つめる様子がニュースで伝えられていた。テレビ視聴率もスーパーボウル並みだったとか。 10年ほど前にあのマンUの正GKであったが、その頃から上手いなとは思っていたが。 オチョア(メキシコ) 大会前に所属先との契約が切れ、所属なしで大会に挑んだ。ブラジルのシュートをことごとく防いでいた。 あの試合からブラジルの歯車が狂い始めたのではないか?そのような意味から、あのオチョアの神がかりのセーブは印象に残ったものだった。 今年のシーズン前には、ヨーロッパのクラブから声がかかるのでは? クルル(オランダ) サブのGK。ベスト4を賭けたコスタリカ戦の延長後半の追加タイムに交代出場し、突入したPK戦で見事に2本セーブしオランダを勝利に導いた。 しかも、すごかったのは入れられた3本も含め5本全てが、山を張ったものではなく、ボールの方向に反応していたセーブだったことだ。 ジュリオ・セザール(ブラジル) 前回大会では戦犯扱いされ、試合後には鋭いインタビューに答えていた。今大会のチリ戦のPK戦を勝利した時に、同じインタビュアの質問に「4年前は傷ついた時にあなたのインタビューを受けたが、今は幸せな気持ちで受けている。これからも勝ってインタビューを受けることを楽しみにしている」と語っていた。感動的なシーンだった。 | |
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ひとこと数:2
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ミスターHさん[1302] | 2014-08-01 13:11:38 |
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平井正幸さん[1200] | 2014-08-04 09:01:41 GKも1TOP同様、我の強い、個性的な性格が合っているのでしょうね。日本の弱いところですね。 |
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W杯前から日本はキーパーとセンターバックが弱いと言われていたように思います。今大会で目立ったキーパーは、両足はしっかりピッチを踏みしめ、膝を曲げて、重心を低くさらに左右の中央にくるように構え、両手は肘を曲げ、斜め前の胸の高さに広げて構えていたように見えました。そのため、低くて速い左右どちらに来るかわからないボールに対処していたように見えました。手だけではなく体全体ではね返す感じでしたが。何せ至近距離から、時速100キロを超すスピードのボールが跳んでくるのですからね。あとは俊敏さと勇敢さでしょう。それにしても、スペインのカシージャスは淋しかった。