山形県 庄内人の変な運転習慣
今週末は、合唱団の夏合宿。車でのコースの下見を兼ねて、庄内町の奥にある月の沢温泉まで行ってみました。最上川の支流、立谷沢(たちやざわ)の上流、羽黒山と月山の谷間です。近くの河川敷にある公園で休憩、シャワーも足洗いもいやがる迷犬ハッチがなぜか嬉々として川に入っていきました。よほど暑かったのでしょう。 ![]() ![]() ところで、車の運転にもローカル性があると思いませんか? 聞いた話では、イタリアでは夏に事故が増えると言います。ドイツからのバカンス客が、黄色信号で止まるので、止まらないイタリア人の車が追突してしまうのだとか。 日本でも地方では、お盆のころの事故が増えます。帰省客で車が増えるだけでなく、都会の運転習慣と地方の習慣のズレにも原因があるとささやかれています。 酒田がある山形県庄内地方でも、秘かにささやかれている不思議な、また困った運転習慣があるのです。 1.細い路地などを優先道路側から曲がるとき、減速しながら交差点の中心まで直進しそれからゆっくり曲がるのが減速ですね。自分の姿を見せることで歩行者や路地から出てくる車に注意を促すわけですが、こちらでは減速せずいきなり曲がってきます。車や歩行者が少ないので、ハッとする経験が少ないのでしょうか。あるいは、ブレーキと急ハンドルを避ける積雪期の習慣が定着した結果なのかも。 2.レーンの変更のときばかりか、曲がるときにウィンカーを出さない車が多い。対向車も歩行者もいないのにウィンカーを出すのはもったいないというように。曲がるときとレーン変更ははウィンカーという条件反射が身についていないから、いざ必要なときにもとっさに操作ができないのではないでしょうか。 3.対向車が直進してきても堂々と右折する車が多い。特に若い女性ドライバーは右折優先と思い込んでいるのではないかと思うほどです。いつも譲られるので思い上がっているのかも。田舎の道では、右折優先レーンがないところも多く、渋滞を避けるために譲ることも多いにはちがいないのですが。 4.とはいえ、地方の景気を支えるための公共工事で整備された道路も多く、路側帯が広くとってあります。その路側帯のレーンをまたいで走る車が多いのはなぜでしょうか。積雪期、衝突を避けるためになるべく左寄りを走ろうとするくせがついてしまっているのかも。 5.車間距離を長くとる車が多いこと。後ろに迫られることがきらいなぼくにはありがたい習慣です。これも積雪期に追突を避けるということからきているのかもしれません。 さて、昨日のドライブも高速を走っているわけでもないのに、渋滞も信号ストップもほとんどなく、快適というより信号があれば休めるのになんてぼやきながら、田んぼの匂いを胸一杯に吸って帰ってきました。 ![]() ![]() | |
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ひとこと数:2
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雅夫さん[1220] | 2012-08-21 11:23:19 |
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関雅行さん[1199] | 2012-08-21 21:40:50 イタリアの夏の話、国民性が出ていて笑えますね。 |
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私の記憶では、酒田市内の信号は極めて少ないという印象でした。信号がなければより慎重になる、と考えるのが普通だと思うのですが、そうでもありません。
バリに行った時のこと、街なかには信号が一つしかないのですが、その運転たるや乱暴極まりありませんでした。対向車が来ているのに、クラクションを鳴らし続けて追い越しをかけるのは当たり前。乗っている身にすれば、いつ事故ってもおかしくない状況の連続で、冷や汗ものでした。