山形県 ノスリの道案内
犬の腰痛?もだいぶ良くなったようなので、散歩の距離を延ばして、久しぶりにノスリの巣の下を通るコースを歩きました。 3羽のヒナの声は最近あまり聞こえず、広い範囲に散らばってしまった様子です。ところが私たちのすぐ近くの木の枝から、カラス大の茶色い鳥が飛び立ち、地面すれすれをかすめ、ふわりと浮き上がって前方の枝にとまりました。立派に成長したノスリの若鳥でした。(成鳥は胸が白く見えますが、若鳥は茶色いのです。)最後までピーピーと情けない声で親を呼んでいた末っ子かもしれません。鳥のヒナは、元気な兄弟ほどエサにありつく確立が高いので、生育に差ができるといいます。逆に考えれば、成長の遅いヒナが最後まで巣の近くに残っていると考えられます。しかし、翼を広げて地面すれすれに滑空する姿は、まさにノスリ、野を摺るタカです。 近づいていくと、またふわりと飛び、遙か前方に行ってとまります。まるで私たちを待って案内しているようでした。まるで、ミチオシエの異名を持つ昆虫のハンミョウみたいです。 こんなことが繰り返され、分かれ道で「そっには行かないよ、じゃあね。」と言って別れるまで続きました。悔しいことに、こんな時に限ってカメラがないのです。 実は、初めてノスリの巣を見つけた年、巣離れして1ヶ月たった8月初めごろ、同じ体験をしました。やはりヒナが近くに飛んできて、じっとこちらを見つめていたのです。 毎日、下から巣を眺め、写真を撮ったり手を振ったりしているうちに、ヒナに私たちの姿が刷り込まれたのではないか、とその時思ったものです。 今回も警戒心が好奇心の方に負けたような若鳥の行動は、「刷り込み仮説」を証明しているようにさえ思えます。しかし、近くで見ればやはり猛禽類。あまりなつかれたくないものだ、と連れ合いはぼやいています。 写真は以前にも紹介しましたが、4年前、挨拶?にやってきた若鳥の姿。この時は幸運にもカメラを持っていました。 ![]() | |
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ひとこと数:2
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関雅行さん[1199] | 2013-08-01 17:13:10 |
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hamakenさん[1523] | 2013-08-02 20:52:45 今日のニュースでは、県内では稲にイモチ病が発生したということです。降り続いた雨はやみ、晴れる日が多くなりそうなので、最悪の被害はまぬかれるとは思いますが。太平洋側では、冷害が深刻になるかもしれません。 |
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hamakenさんの自然に囲まれた生活、つくづく羨ましく思います。しかし、今年の東北地方は冷夏もよう、農作物の方は大丈夫でしょうか。