東京 都営地下鉄の不思議
都営地下鉄には浅草線、大江戸線、新宿線、三田線と4路線がありますが、それぞれ軌道幅が違います。 浅草線と大江戸線は標準軌(1435mm)、新宿線は(1372mm)三田線は狭軌(1067mm)つまり乗り入れ先の鉄道に合わせた結果ですが、その中でも翻ろうされた歴史を持つのが三田線です。 計画当初は標準軌でしたが、東武東上線と東急大井線・池上線からの要望で狭軌に変更しました。しかし、その後東武電鉄、東急電鉄の種々の都合で乗り入れが頓挫し、横浜市営地下鉄との接続も検討されましたが結局、単独で高島平・三田間で運行することになりました。同じ都営の浅草線と三田駅で接続していながら、車両はもちろん車両基地などすべての施設をそれぞれの規格に合わせて余分に持つはめになったわけです。裏で、どういった政治的な駆け引きがあったかは定かではありませんが、興味があるところです。 その後2000年に別ルートで東急目蒲線(現目黒線)に乗り入れ現在は東横線の日吉まで直通運転しています。 ![]() ちなみに都電の荒川線は標準軌です。 ![]() | |
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hamakenさん[1523] | 2014-04-30 11:35:51 |
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関雅行さん[1199] | 2014-04-30 15:48:24 京浜急行が標準軌だったので都営浅草線もそれを採用し、そのため京成も標準軌に拡げ たという、めずらしい例だったようです。 でもそのお陰で羽田から成田へ一本で行けるわけですから、先見性があったと言わざる を得ないでしょうね。 |
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京急と相互乗り入れの浅草線は広軌ですか? 昔、中学卒業と同時に横浜から千葉のユーカリが丘に引っ越すことになった生徒の進路先を調べるために、一日がかりで出張したことがあります。聞いたこともないほど遠いところだと思ったのに、ユーカリが丘まで京浜急行線、都営浅草線、京成線が同じ線路でつながっているというのが不思議な感じでした。
都内を移動するのはわかりにくいという人には「地下鉄を制するものは東京を制すると言うんですよ」なんて偉そうに言ったりしたものですが、今ではさっぱりわからなくなりました。