山形県 鶴間池までトレッキング
「ブナの森の葉隠れに……」いだかれた鶴間池。昔、一人で訪れ、小屋に泊まったことがあります。道が荒れて、ナタで笹を叩き斬りながら進み、あこがれの無人小屋は腐りかけて横になれる場所がほとんどなく、夜は風の音と水の流れる音、さらにブナの実がトタン屋根に当たる音で眠れない、しかもそれらの音の中に人の会話する声のような幻聴?が聞こえてくる。そんな怖ろしい経験をした所でもあります。 今では小屋も建てなおされ、道も整備され少しは歩きやすくなりました。それでもここに行くには絶壁のような斜面を登り降りしなければならず、しかも熊の生息地だとのこと。ますます足が遠のきます。 熊を避けるにはおしゃべり好きの酒田の人のグループに混ざるしかないと、低山歩きは地元のツアーに参加することにしています。 28日に鶴間池トレッキングがあり、参加するつもりでいましたが、雨の予報。それならば、繰り上げて26日の日曜日に行こう、きっと人が大勢行くだろうからなんとかなるさと、行ってみることにしました。 予想通りカメラを持った人が大勢いて、ひとまず安心。すると、こんなに人がいたのでは、食べ物を捨ててしまう人はいないだろうかと、かえって不安になりました。熊が餌付いてしまうと危険ですから。(因みに熊が近くにいるときや、たった今ここにいたというときはにおいでわかります。動物園と同じにおいがします。昔の新宿をご存知なら、西口近くの青梅街道沿いにあったハンター直営の店で飼われていた熊のあの強烈なにおいです。 ![]() ここはすり鉢の底のような場所で、駐車した場所に行くにはハシゴやロープを使って登っていきます。その途中で見える景色です。白い樹氷のように見えるのは、裸になったブナの木です。 ![]() ![]() | |
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