山形県 地元フリーペーパーの投書
今日の庄内地方は快晴です。酒田から見える今朝の鳥海山はモルゲンロート。 ![]() 雪がないように見えるのはブナ林ですが、拡大すると雪が見えます。そして、葉を落とした梢が赤く輝いています。ブナの枝は白いので、色を反映しやすいのでしょう。 ところで、庄内地方に配布されるフリーペーパー「コミュニティしんぶん」に、衆議院解散についてのこんな投書が載りました。矢澤俊彦さん、聞いた名前だと思ったら、参加している鶴岡の合唱団「デザミアンティム」が練習に借りている保育園の園長である牧師さんでした。 毎年、クリスマスの第1アドベントのミサに私達も参加して歌を披露しているのですが、陽気で歌の好きな人です。 私自身は、この選挙は、安倍内閣への通信簿としたいと考えています。厳しい評価(個人的には落第点ですが)をしなければ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 解散が「風」や「台風」にたとえられるのは、その本質からいってヘンだ。政治世界は自然現象ではない。今の作られた“台風”は押さえ込むことも、方向を転じることも可能であるはず。やり始めた戦争だって、誤りが分かったらやめる。これが人間らしい世界というものだろう。 今噂されている解散。こんな風に吹きまくられ右往左往するのではこの国は寂しい。あの羽黒山の大杉のように、たじろがず毅然と立つ国民でありたいもの。 この大義名分もなく、国益に沿わない解散は問題だ。でも私がもっと問題だと思うのは、今のような流れで、国民的合意も納得もまるでない、一部権力者による身勝手な解散を許してしまうような私達のあり方である。 隣国からの侵害には過剰なほど敏感なのに、今回のこの大きな、見えざる権利の侵害には無頓着なのだ。長いものには勝てないと決め込み、権力者と馴れ合い妥協し、あとは沈黙を守り、自分の小さな生活だけを守ろうとする……。これでは今の憲法は「猫に小判」、戦後の50年私達はいったい何を学んできたのか、と問われよう。 「主権在民」は長い歴史を通し闘い取られてきた、輝く真珠のような原理。それを与えられた喜びと感動を思い起こそう。この真珠を自分から投げ捨てる愚かを演じてはならない。 政治にはいよいよ期待できない、とみんな押し黙って日々の仕事に追われる私たちではある。でもここで黙っていれば為政者を利するばかり。もう時代も江戸ではない。私達はみな自分の声を出すときなのだ。 日ごろ私は保育園長として、自分の考えをしっかり持ち、それを表現するように教えている。今沈黙していては子供らに合わす顔がない、との思いで一筆させていただいた。 荘内教会牧師、荘内教会保育園長 矢澤俊彦 | |
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関雅行さん[1199] | 2014-11-22 16:51:29 |
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平井正幸さん[1200] | 2014-11-24 09:49:07 今回の解散は、増税先送りの是非、アベノミクスの評価との理由づけをしていますが、今後予想される支持率の低下を考え、2年+4年=6年の政権保持のための解散でしょうね。 |
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「沈黙は金、雄弁は銀」と言いますが、ここはNOとはっきり意思表示しなくてはいけないでしょうね。
それにしても安部首相の記者会見を聞いてて思うのですが、勇ましい言葉は多い。「まさに」「断じて」という言葉をよく使い、スパッ、スパッと言い切っていく。要するに深く考えてないから言い切れるんでしょうね。