山形県 旱魃と冷害?
ツリバナの実が赤く熟し、5つに割れています。つり下がった花のように見えるのでツリバナ、別名サガリバナ。 ![]() 年によって多く実がつくときとそうでない時があるようです。柿のように裏年と表年があるのか? 鶴岡市大山地区の高館山など、「花見」ができそうなほど見事です。今年も行ってみようかな? よく似たマユミは実が4つに割れます。面白いことに、春咲く花もマユミは4弁、ツリバナは5弁です。森にはコマユミというのもあります。庭木のニシキギと同種なのだそうですが、これも4弁で実が4裂します。(四分五裂ということばの語源はこれ?まさか。) 先日、遊佐町の里山で見つけた小さな野生の豆の花。ツルマメというらしい。 ![]() 遊佐町白井新田の棚田は、稲の穂が色づき始めていました。穂が出てからの田んぼの匂いは、なぜか懐かしくいいものです。9月には収穫が始まるのでしょう。 しかし、突然のこの低温。ヤマセの風が奥羽山地を越えてもこの涼しさ(フェーン現象になってもおかしくないのに、内陸の山形で23℃くらい、坂田は27℃くらい。)ですから、太平洋岸は雨を伴う「寒さの夏」でしょう。 冷害にならなければよいが、お米がちょっと心配です。この時期の低温と雨はどの程度の影響になるのか?若干の品質低下ですむのか、収量にも影響がでるのか。実は、夏前半の暑さと日照りで、庄内では旱魃の被害が出ています。マスコミ報道はありませんが、知人からは畑が全滅したなどという声も聴きます。鶴岡のため池も干上がっていました。水門を全開したのでしょう。 みな忘れてしまったらしいあのコメ不足の年を思い出します。あの年、帰省で訪れた夏の酒田では冷たい雨が続いていましたが、マスコミはギリギリまで一切不安を報じませんでした。 あの時、タイが上等のコメを優先的に日本に送ってくれました。ところが日本ではインディカ米の評判はすこぶる悪く、処置に困った米屋さんが他のコメの付録につける始末。ところが消費者の多くは、その付録のタイ米を捨ててしまったと報道されました。私も、生徒の家で持て余したから、要るならあげると言われていただいたことがありましたっけ。 あれほどのパニックにはならないかもしれないけれど、心配ではあります。 | |
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