山形県 冬の使者
急に涼しくなったと思ったら、4日の日曜日の夕方には寒ささえ感じるほどの冷え込みです。 昨夜、親父バンドの演奏があり、9時頃帰宅しました。車を降りると空から白鳥の声。数日前の新聞に、鶴岡に白鳥が数羽飛来したという記事が載ったので、いよいよ来たなと思い、空を見上げました。 9時という時間は、地方都市では深夜に該当します。星がまたたいています。暗い空を渡る白鳥は声だけ聞こえても、姿は見えないだろう、そう思っていたところが、意外に低い頭上を白鳥の群れが飛びました。そして、地上の街の灯を受けて、翼が白く輝いています。それも百羽はいるかという大群。きれいなV字隊形で南下していきました。ときどき、悲鳴とも甘えた声とも聞こえるのは、今年生まれたヒナが「疲れたよ」「おなか空いたよ」と訴えているようにも聞こえました。 カメラがなかったのがとても残念。 写真は今朝飛来した白鳥の群れです。昨夜のよりはずっと小編成ですが。 ![]() 白鳥ほど目立ちませんが、ヒヨドリの渡りも始まっていて、次々に南に向かって飛ぶ群れが見えます。 森にはマユミの仲間が3種類あります。赤い実が花のように綺麗なツリバナはもう見頃を過ぎました。これはコマユミの実。分類上、庭に植えるニシキギと同じ種なのだそうです。 ![]() そしてマユミ。 ![]() 毎年しつこく紹介しているイノコヅチの紅葉。とにかくあのやっかいなヒッツキムシが?と思う見事で不思議な赤色なのです。 ![]() 例のルリタテハ(おそらく)の幼虫ですが、1匹を室内に招待しました。ぜひ羽化を観察したかったので。すると3日ほどでさなぎになりました。胸が金色です。白く見える斑点は光を反射して光ります。さなぎが光る蝶の種類は多いのかもしれません。動くことができず無防備な蛹が鳥などから実を守るためなのかもしれませんね。 ![]() | |
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ひとこと数:3
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藤井はるみさん[1693] | 2015-10-19 07:13:35 |
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hamakenさん[1523] | 2015-10-19 20:56:01 大学でドイツ語のテキストにトランペットスワンという白鳥が出てきました。鳴くには死ぬときに一度だけという、ヨーロッパでふつうの白鳥(コブハクチョウ)とちがい、いつもラッパのような声で鳴く白鳥だと。 |
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藤井はるみさん[1693] | 2015-10-22 06:54:41 アメリカ、東部でも白鳥を見かけます。 |
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白鳥は死ぬ前に一度だけ美しい声で歌うという伝説があり、晩年の最後の曲にはスワン・ソングと名づけると聞いたことがあります。
百羽の白鳥が一斉に飛んでいる姿、
想像しただけで、感動してしまいます。
もちろん、そんな光景を是非見てみたいです。
(死ぬ前に、スワン・ソングとして)