番外編 さすがプロ!
![]() いつもはガラ空きの時間帯ですが、試験中なのか高校生が大挙して乗っており、どうにか最後に運転席横の入口付近に乗り込むことができました。そんな状態ですので本を読むわけにもいかず、ここはプロの運転技術を観察しようと物見遊山と洒落こみました。 なにしろ満員のバスです。ハンドルを切るのもブレーキを掛けるにも細心の注意が必要なのは、二種免許一年生の私にもわかります。 行程の中ほど、バス停を発車してすぐ、左のコンビニの駐車場から軽自動車が出てきました。これは距離も十分にあり減速の必要もない程でしたが、一拍置いてもう一台軽トラックが飛び出てきました。その瞬間、私も身構えてしまう程のタイミングでした。しかしバスは、急ハンドル急ブレーキではなく、実にスムーズに減速し、ギリギリでその難を回避しました。 フロントウィンドから状況を見ていた人以外は、特に違和感も感じない程だったと思います。 そして「やむを得ず、急ブレーキを掛けることがありますので、お立ちの方はつり革、手すりにおつかまりください」と平然とアナウスするところが、また憎い。 あわてて急ブレーキを踏めば、満員の車内ですタダではすみません。車間距離、満員のバスの制動距離を瞬時に判断して絶妙なブレーキングで事故を回避した。 さすがプロ!人間、知らないところで助けられているんだなと、つくづく考えさせられる出来事でした。 |
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ffjmb260さん[1984] | 2014-12-07 20:05:43 |
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何ヶ月ぶりにこのページを見ましたら久々更新されており、思わず投稿です。
バスを運転していて急な飛び出しなど、ブレーキのかけ方が素人とプロではおっしゃる通り、決定的に違います。
添付画像の表の通りです。素人は瞬時に焦って、急な減速をし、衝突物まではまだかなり距離のある地点で既に十分な減速がなされてしまうのが特徴ですね。
プロは全く違い、先ずその状況なら、余裕のある1台目が入り込んだ時点で「かもしれない運転」で減速しておきます。
次のまさかの2台目でも焦らず、瞬時に表のように衝突物からの距離を計算し、ブレーキを均等に使って、減速し終わった地点で衝突物間近、つまり距離を最大限有効に使うブレーキを最初から踏めるのがプロです。
バスは遅いとなめられている、割り込みされるのが常だと自覚し、カチンと来ない、先に行こうとせず譲りの精神、精神力の強さと他の交通への優しさこそ、プロドライバー。
素人なら危機的状況を、何でもなかったようにできる、プロはこれに尽きますね。