
韓国ミュージカルの市場規模は、さほど大きくないにもかかわらず年間100本以上もの作品が生み出され、そのうち残るのは、1~2作品だけという競争の激しい世界である。そんな背景からクオリティは高く、日本のとある有名なミュージカル俳優が、「小劇場での公演を見たが、レベルの高さに驚いた」と言ったと聞く。それほど評価の高い韓国ミュージカルが、果たして日本でも見られるようになるのだろうか?
ミュージカル『宮』が日本に初上陸! 2006年、人気漫画を原作としたドラマ『宮-Love in Palace』が韓国で放映され、日本でも韓流ブームが沸き起こっていたことから、人気を集めた。その『宮』は、ミュージカルとして2010年9月、皇太子イ・シン役に「東方神起」のユンホをキャスティングして公演を行った。ユンホのミュージカル初挑戦ということでも話題になり、『宮』は大成功を収めて幕を閉じた。

韓国ミュージカル界で好評を博したその『宮』が、2011年6月、「SS501」のキム・キュジョンをイ・シン役として新たなキャスティングで日本に上陸した。演出・舞台デザインを一新してパワーアップした内容に加え、日本最古の劇場として名高い、京都の南座を舞台に韓国の皇室衣装などとの伝統美のコラボレーションにより、結果として、日本でも人気を集めた。そのことに加え、日本ならではの華道を取り入れて、来場した観客がより楽しめるような仕掛けになっていたことも忘れてはならない。
次々と韓流ミュージカルの公演が ミュージカル『宮』に引き続いて、

10月には松竹主催で『美女はつらいの』が大阪で公演され、ヒロイン役は韓国の第一世代アイドルである「S.E.S(エスイーエス)」のパダと、紅白出場を決めたK-POPを代表するガールズグループ「KARA(カラ)」のリーダー、ギュリがダブルキャストで務めた。そして2011年12月16日からは6月の京都公演に引き続き、東京国際フォーラムで再びミュージカル『宮』が始まる。6月に主役を演じたキム・キュジョンに加え、アイドルグループ「超新星」のソンモがダブルキャストとなる。日本で公演されるにあたっては、「少女時代」や「東方神起」を筆頭に歌唱力に定評のあるK-POPアイドルが主役にキャスティングされることが多いため、K-POPブームと合わせて、ミュージカルでも韓国のアイドルたちと出会える機会が増えそうだ。
ミュージカル『宮』公式HP http://www.musical-k.com/
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以前より、言語の発音によって、声楽的な声が作られると考えていた。
日本語の母音と子音との組み合わせは、所謂、喉の奥、声帯を摩擦することも無く、濁音も拗音も、平板な音声として耳に聞こえる。
所謂、喉音、ドイツ語などの声帯を擦り付けるような詰った感じの音声と言うか言葉は、日本語には無い、同時に英語等の「R」の発音、曖昧母音が無い。
余り専門的に難しいことは止めて、此処で云いたいのは、韓国人と付き合っていて、彼らが声楽的に、持って生まれた喉がいいのか、日常の会話によって形作られた口や喉の動き、口中の形によって、ハングル(韓国語)には曖昧母音と唾が飛ぶような喉音がある。
多分、日常の会話によって、いい声、即ち響きの良い声が自然に作られたのではないかと、私は思っている。
従って、韓流ミュージカルも、マイクも無しに、天上桟敷の天辺まで響いてくるような声を、耳にすることが出来るのじゃなかろうかと、私は期待している。
かの名指揮者、フェルベルト・カラヤンが惚れこんで世界一のソプラノと言ったのは「スミ・ジョーSUMI JO」韓国出身の女性オペラ歌手です。