[2]プロローグ 〈特に好きな場所を少し先に〉(2)
![]() 夕焼けを期待して日没時はかならずどこかでカメラを構えているのですが、空気が清浄すぎるらしく、めったに鮮やかな色を見ることができません。この日もそうでした。 カナダとの国境に接する、というより世界でここだけの2カ国にまたがる国立公園です。カナダ側では、ウォータートン・レイク国立公園と呼ばれ、2つあわせて呼ぶときはウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園というのだそうです。あまりに広大すぎて、2回(あわせて3週間ほど)ここに行きましたが、車で回れる範囲しか見ていません。 カナディアン・ロッキーというイメージ通りの(この写真はアメリカ側ですが)、氷河を抱く岩峰と森と湖水の美しい景観があり、多すぎると感じるほどの野生動物がいるという、こういう場所があることが奇跡のように感じられるところです。 ![]() 嵐のような荒天だったのですが、それでも天候の回復を待って粘っていたら、雲の切れ間から一瞬だけ陽が射し、印象的な写真を撮ることができました。 この公園は、有名なイエローストーンの南に隣接しているのですが、険しい山岳と広大な渓谷のコントラストが素晴らしい、イエローストーンたはまた別の個性をもった場所です。西部劇「シェーン」のロケ地としても知られているように、牧場もあちこちに見られます。 ![]() ジョシュアツリーというのは、日本でユッカと呼ばれる、リュウゼツランのなかまのことです。 公園の場所はロサンゼルスの近郊で、保養地として有名なパームスプリングスの近くです。ここでのキャンプには悪夢のような思い出があるのですが、それはまた後々詳しく書くことにしましょう。 ![]() すばらしい景観の岩山に囲まれた美しい町で、グランドキャニオンへの往復などの折りなどにたびたび寄っています。 写真は、峠のような場所からの日没直後のセドナ市街の中心辺りです。昼間は瞑想に耽る人などがウヨウヨいる場所ですが、この時間になるとほかには誰もいませんでした。かえって自分の世界に入りやすいように思いますが、お食事の時間なのでしょうか。 ![]() 岩山の景観もおもしろいのですが、その岩山の麓などにある先住民・アナサジの住居跡などの遺跡も魅力的です。 写真は、スパイダーロックという高さ224mもある岩の尖塔です。ほかの季節は周囲の岩と同じ色のために紛れてしまいがちですが、この日は運良く銀世界になったため、岩の塔がくっきり浮かび上がりました。 ▶次回 (3) へ ▶スライドショーを見る ▶初回 (1) に戻る |
|
作成者 |
|
---|
ひとこと数:0
ひとことを発言するには、作品をマークしてください。